「成功のために借金しろ」という人にご注意

「成功のために借金しろ」という人にご注意

「ワープアからの脱出」を模索していると、「脱出方法を教える」という名目のさまざまな無料セミナーに誘われることがある。

悪徳業者もあの手この手

リアルに出会う友人や知人からの場合もあれば、ネット経由の場合もある。

それに無闇に飛びつくほど我々もバカではない。警戒している。なぜなら、無料セミナーは入り口で、その先にはどうにかしてカネをむしり取ろうとする悪徳業者が待っていることを多くの人が知っているから。

しかし、高額セミナーなどに誘導しようとたくらむ悪徳業者側もまた、知恵を凝らす。あの手この手で誘ってくる。そして、さまざまな手で人の弱みにつけこもうとする。

最初は優しく、友だちになりたいと言ってやってきて、他の友だちを紹介すると言い、彼らの仲間へ引き込もうとする。それに成功した後は、
「僕達は友だちだよね。だったらこのセミナーを受けよう」
と周囲から外堀を埋めてくる。

ぱくたそ

良い有料セミナーもある

高額セミナー、悪徳業者などに騙されると、世の中には人生を変えたり世界を変えたりする情報、大金持ちになれる、と説く人などはすべて怪しいのではないか、などと思えてくるが、それは過剰反応だ。

過去を振り返れば、素晴らしい未来を説いて、新しい生き方を勧める預言者は少なからずいた。たとえば、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツといった人々だ。彼らが数十年前に、
「これからはインターネットの時代だ」
と熱弁をふるっていたのを信じてIT業界に飛び込んだ人たちは、業界の上昇気流に乗って、それなりに成功しているだろう。

数年前に仮想通貨が騒がれていた頃に、ビットコインなどを入手して塩漬けしていた人たちは、大きな資産をたくわえることに成功している。

京セラの稲盛塾からは、多くの一流の企業経営者が巣立っていったという事例もある。

人生や世界を変える情報はあるし、それを勧める人すべてが怪しいばかりではない。

悪徳業者を見極める方法「借金を勧める」

ただ、未来は予想できない。まったくの詐欺師と、不確定の未来にかけた人とを区別することは現時点ではできない。

ただ、未来に向かう過程で、関わるリスクが生じる人々がいる。それは、詐欺師に近い人であり、関わる人の人生を破壊する人だ。それに関わってはいけない。

たとえば、受講者にとっては費用負担の大きすぎる高額費用を取ろうとするセミナー主催者。

高額セミナーの多くは、受けることで人生が大きく好転することはない。あくまで役に立つレベル。少しずつ人生に好影響を与えることはあっても、激変するようなものは皆無といっていい。ところが、高額セミナーは宣伝のために、人生が激変した人を広告塔として活用する。しかし、そのセミナーだけで人生が変わることはない。

ここまで私が力説するのは、高額セミナーに、いくつか参加したことがあるからだ

中でも、詐欺的なほど中身のないセミナーがあり、その特徴について考えてみると、一点思いつく点があった。

悪徳セミナーに限って、おカネの問題で相談すると、借金をさせてでも受講させようとする。

優良セミナーの主催者は、
「今は、まだあなたが受ける時期じゃない、ということです」
と言って、無理して受講させようとはしない。それに対して、悪徳業者ほど、短期的に稼ぐために、受講希望者を抱え込もうとして借金を勧める。

悪徳業者はリスクを低く見積もる

私達が人生を好転させようと躍起になるときは、たいてい切羽詰まって余裕資金がないときが多い。悪徳業者はそこにつけこむ。

弱気な人間こそ判断力が鈍り、自分たちにでも騙せることを知っているからだ。

まともな常識のある主催者ならば、借金が人生を滅茶苦茶にする可能性が高いことを知っている。確実な投資などないことも知っている。自分たちのセミナーの内容を盲信しないくらいの客観性がある。だから無理をさせない。

それに対して、おカネがない人間をカモにしようとする悪徳業者、盲信した信者たちは、説得して借金をさせてでも受講させようとする。

「借金はしたくない」
と抵抗しようとすると、
「クレジットカードで支払えばいいじゃないですか。借金ではなく、それは投資ですよ」
と言ってまで誘おうとする。

誤魔化す、すり替えるのが悪徳業者の手

借金は借金であり、借金と、借金を元にした投資があるだけだ。借金をしたくないことと、投資をすることは別の話なのに、そこを混同させる。

借金することが投資することであるかのように錯覚させ、借金への抵抗感を奪おうとする。話をすり替える。

通用しないとなると、「だからあなたは失敗しているんですよ」とdisる。

投資にはリスクがあり、失敗する可能性が必ずあるのに、それが「ない」と言い張るのは詐欺師。「リスクも取れない人間は成功できない」と説得するのは、もしも失敗した時には周囲を巻き添えにして死ぬしかないようなせっぱつまった人間を食い物にする外道。こう断言していい。

詐欺師や外道に関わってはいけない。

「借金をしてでも自分の勧める方法を取れ」
と説くような人間からは即座に離れた方が良い。

いくら信念から出た言葉であっても、親切心から出た言葉であっても、最底辺の人間がもしも転落したら、どれほどの地獄が待っているかを想像できず、堕ちた人間に同情もしない人物の知識は有害なものを多く含んでいるから、得ないほうがマシとなることさえあるので関わらないほうが吉だと言える。

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