対人関係や転職で苦しむすべての人へ

対人関係や転職で苦しむすべての人へ

人間関係で苦労している人は多い。

現代社会が、コミュニケーション能力を過度に重視するからだろう。

記憶能力や計算能力、検索能力や整理能力などはコンピューターに代替されるようになった。私達に求められる仕事、残された仕事は、「顧客にとって、相手が人間であることを求めるもの」に集約されつつある。

つまり、私達に残されていくのは、何らかの形で対人能力が必要な仕事ばかり。稼ぎたければ対人能力が必須となる。

だから、今の時代はコミュニケーション能力に劣る人間が問題視され、コミュ障などと呼ばれ、「病気」とみなされていく。コミュ障にとってはつらい時代だ。

「人間の問題は、すべて対人関係上の問題だ」

数年前に『嫌われる勇気』という本がベストセラーになった。

思想のベースになったのは、アルフレッド・アドラーという心理学者の考え方だ。

そのアドラーが喝破している。

「人間の抱えるあらゆる問題は、対人関係から引き起こされたものだ」

と。

それはあまりに一面的な見方だとして、批判も多い。ただ対人関係があらゆる問題の原因ではないにしても、多くの問題を引き起こしているのは間違いない。

「人間の問題は、すべて対人関係上の問題だ」

その理由をもう少し深掘りしたい。

世の中には嫌な人間が多い

人間関係に人々が悩む大きな理由の一つは、世の中に悪辣で自己中心的な人間が多数生息しているからだ。ウイルスが蔓延するからインフルエンザが大流行するようなもので、悪い人間がこれほど多くなければ、人間関係で人々はこれほど悩まない。

この事実を直視したほうが良い。この世界は清潔な世界ではなく、汚い人間が多く生息する下水の中なのだ、と。

私たちが生きる以上、学校、会社、近所、何らかのコミュニティーに属しなければならない。そこには、自分にとって嫌な人間が高確率で混じる。

その人間は、自分が不快だと思うことばかりをしてくる。やめてほしいと依頼しても、決して辞めない。相手がコミュニティーに居座り、自分が離れられないならば、我慢するしかない。ストレスや軋轢が生まれる理由だ。

多くの人間の悩みが、ここから発生する。

釈迦はそれを、「怨憎会苦(おんぞうえく、会いたくない嫌な人間とである苦しみ」であり、生きている以上経験せざるを得ない苦しみだと説いた。

生きている限り、人は嫌な人間と会うことを避けられない。つまり、この世界は清潔なものではなく、汚い人間と出会うのが宿命なのだ。

人間関係でいくつも苦労をしてきた

私はブラック企業をいくつか渡り歩いてきた。

給料の遅配、長時間労働など、辛苦をなめてきた中で、1番つらかったのは人間関係の悩みだった。

慢性的な給料の遅配も、普段から支出を抑えていればなんとか対応できた。

長時間労働も、同僚との関係が優良だったら笑い合いながら仕事をして耐えた。

しかし、嫌な人間と一緒に働くと、仕事自体が嫌になり、しかも逃げ場がない。

20代で初めて転職をしたとき、空気を読めない発言をしたせいで、転職先の女性従業員を敵に回し、集団で嫌がらせを受けたことがあった。社会人にもなって陰湿なイジメをする人々がいるという事実に、私は打ちのめされた。

逆のパターンもあった。別の居心地のいい会社に転職して間もなく、中途入社した空気の読めない同僚から嫌がらせを受けたのだ。自分勝手なために孤立した彼に、上の経験があったために共感して積極的に話しかけて仲良くなったが、逆恨みされたのだ。

以上のできごとについては、いずれブログの中で詳しい話をすることもあるだろう。
(→参照:「空気が読めずに孤立して自殺を考えた」)

対人能力を養うか、転職をするか

多くのトラブルを経験して分かったことがある。人間関係の悪化には気づかない原因がかならずある、ということだ。自分で気づいていない原因がどこかにあるから、人間関係が悪化する。だから、原因を探さなければ駄目だ。

ところが、多くの人が我慢してやり過ごそうとする。そして、精神が持たずに鬱病を発したりしている。

それよりも、問題を解決してはどうだろう?

実は、対人関係の解決のための方法について、たくさんの本が書かれている。それを読めば、自分の問題を解決するための方法がどこかに載っているものだ。

方法を学び、実地に応用し、それがだめな場合は、他の方法を探す。その繰り返しの末に、自分の対人能力が高まっていく。原因は、自分にあるか、他人にあるか。

自分に原因がある場合は、対人能力を磨けばトラブルから自由になる。

出典:ぱくたそ

ところが、対人関係を解決しようとしても、圧倒的な理由が相手側にある場合がある。たとえば、同僚が悪質な場合。あるいは、破綻して修復できなくなった場合。

その場合はどうしようもない。その時には、転職以外に事態を好転させる方法はないだろう。

転職も慣れれば、どうということもない。

過去の苦しみを将来につなげるきっかけとして

あなたは今、かつての私と同じように、コミュニケーションで悩んでいるかもしれない。
あるいは、人間関係改善に努力してもうまくいかず、転職を決意したところかもしれない。
あるいは、働くということがどういうことか、という根本部分で悩んでいるかも知れない。

あなたがどの段階にいようとも、悩んだ経験すべてを、あなたの人生を良いものにするための材料へ変えることは可能だと、私は信じている。かつてスティーブ・ジョブズが、無駄と思えた一つ一つの点のような経験を、線としてつなげていけば成功につながる、と説いたように。

このブログを書く動機も、そこにある。

評価は読者におまかせしたい。

かつての私と同じような状況にいて、孤独に戦いを挑んでいる人々を応援することを目的として、このブログを書き始めた。

サイト管理人:waon

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